こんにちは。とっしーです。
部下に仕事を任せることが不安な人は
「仕事を任せるとミスをしないか不安。」
「ミスされるくらいなら自分でやった方が速い。」
「そもそも任せられない。」
「仕事を任せられる教育方法を知りたい。」
という悩みを解決します。
本記事の内容
- 不安なく仕事を任せられるようになる
- 快く部下が仕事を引き受けてくれる方法が分かる
上記2点を解説します。
10年間教育係として育て、コーチとして部下を社内コンテストを3年連続優勝。セミナー登壇経験もあるノウハウを公開するので、それなりに信頼できる内容となっています。
仕事を任せる不安を取り除く方法
新入社員に仕事を任せることは、任せる側もはじめは不安になりますよね。ここでは不安を早く取り除く方法を解説します。
解決方法は下記のとおり
- 仕事を任せる前にすべきこと
- 任せるときにすべきこと
- 任せた後にすべきこと
上記の3つを解説します。
仕事をまかせる前にすべきこと
仕事を任せるには準備が大切。なぜなら、不安なく仕事を任せるためには、部下を信用できることが必要であるからです。
だから、任せる前にすべきことはたった1つ
信頼関係を構築する
不安を早く解消するには重要です。
仕事を任せたときになぜ不安になるのか?
それは、下記の3つが原因です。
- 部下の能力を把握しきれていない
- 得意・不得意が分からない
- 部下のことをほとんど知らない
部下のことを理解していくことで、任せたい仕事を適任者に頼むことができます。
相談しやすい関係であれば、進め方がわからない時に、質問をしてくれるという安心感もあるので、仕事を任せやすいですよね。
信頼関係を構築するコツは以下のとおり
- 相手のことを知る
- 自己開示をする
- 承認する
- 話を聞く
上記4つを意識することでコミュニケーションが上手く取れやすいです。
※信頼関係を作るコツはデキる部下を育てる4つの手順とコツ!【失敗しない部下の育て方】で解説していますのでこちらでご覧ください。
任せるときにすべきこと
仕事を任せるときには、伸び伸びできる環境を整えることが大切。
効果的な方法は下記のとおり。
- 安心感を与える
- 簡単に答えを教えない
上記の2つを解説します。
安心感を与える
思い切った仕事をするには安心感があるといいです。萎縮する環境は実力が発揮できないことが多いからです。
具体的にこんな声かけが有効です。
「思い切ってやってみよう。」
「何かあったらフォローするから相談して。」
失敗を前向きに取られる環境は、部下の成長に必要です。その安心感を作るのは上司の仕事。いつでもフォローができるように気にかけることが重要です。
簡単に答えを教えない
部下を成長させるには答えをあげないこと。その理由は、仕事に行き詰まったとき自分にどんな質問をすれば正しい答えに導けるのかを知ってもらうため。
例えば
- どうすれば良くなると思うのか
- 何をポイントにチェックすべきか
などを質問し、一緒に考えて答えを導き出す感じでOKです。
部下の意見を尊重し進めることができれば、自信をつけることもでき、考える力も格段にUPします。
簡単に答えをあげることは、自分で考えて解決できず、任せる側としても不安が取り除けません。
任せた後にすべきこと
仕事を任せたなら、最後まで付き合うべき。部下ぎ何ができていて、何ができていないのかを見極めるには必要な時間だからです。
任せた仕事の完了報告を受けるだけの人もいるでしょう。これだと、せっかく仕事をした部下も達成感がありません。
振り返りの例
- 分かりにくかったところはなかったか
- 良くできているところを褒める
- 課題があれば伝える
と、こんな感じです。
任せた仕事で部下が感じたことを理解することで、部下の考え方や、仕事での特徴が見えてきます。
あなたが部下に興味を持つことで、「親身に教えてもらえて嬉しい。次も頑張ろう」と思ってもらえるもの。
部下の成長のためのアフターフォローを取り入れよう。
快く仕事を引き受けてくれる方法
仕事の頼み方ひとつで、部下のやる気に差が生まれます。快く仕事を引き受けてもらう方法は下記が効果的。
- 仕事を押し付けない
- 期待していることを伝える
- 一目置かれる存在になる
この3つを解説します。
仕事を押し付けない
仕事を頼むときは言葉に気を配るべき。言い方ひとつで相手の受け取り方に差が生じてしまうからです。
「この仕事、やっといて。」
「いついつまでに、これ終わらせといて。」
上記のように言われると、なんだか押し付けられた気分になってしまいます。
「この仕事、お願いできる?」
「これをやって欲しいのだけど、頼めるかな?」
と、お願いされると頼られていると感じ、抵抗なく引き受けられます。
このように言うと
「上司が部下にお願いする必要あるの?なめられそうな気がする。」
と思う人も多いかもしれませんが。
結論、偉そうにしてもメリットはありません。
むしろ丁寧に接してくれる上司の方が、大切にされていると感じ部下からは尊敬されます。
「仕事を任せられた。がんばるぞ。」と相手に感じてもらうには、仕事を押し付けてはいけない。
期待していることを伝える
期待していると伝えることでピグマリオン効果が生まれる。
- ピグマリオン効果とは
人から期待されるとその気持ちに応えようとする行動心理のこと。
「この期待に応えたい。」
「任せてもらえたのだから、その気持ちに応えたい!」
といった感情が生まれ、物事に取り組みやすくなること。
仕事を任せる前には、
「期待しているよ。」
仕事を完遂した後には
「次も、期待しているよ。」
と声をかけることで、モチベーションを維持することができます。
一目置かれる存在になる
一目置かれるだけで、仕事が任せやすくなります。やはり尊敬できるひとから仕事を任せられるだけで、嬉しいものです。
この場合、信頼関係がしっかりと構築されていなくても有効になります。
では、どんな人が一目を置かれるのか
- 成績がトップクラス
- 人間性が非常に高い
- みんなから慕われている
何かずば抜けている人が慕われやすいです。
でも、これには欠点があります。
「自分で一目置かれているのか分からない」ということ。
だからこそ、日々の立ち振る舞いや仕事への姿勢を、人からどう見えているのかという意識で行動することが重要です。
日頃の上司としての立ち振る舞いに関しては
ダメ上司が部下を育てられない理由3選で詳しく紹介しています。
共感いただけたら見てもらえると嬉しいです。
それではまた。