こんにちは、とっしーです。
この記事は
子供がピッチャーをやり始めたけど、野球のことがよくわからない方向け
「ピッチャーを始めた子供に何を教えていいかわからない…」
「家で手伝える練習方法もわからない。」
「投球フォームを見てもさっぱり…」
と諦めている方は、非常にもったいないです。
なぜなら、野球が未経験であっても子供と一緒に上達する方法が世の中には、いくつも存在するからです。
初心者でも野球を教えることはできます。
自分は未経験だけど全国大会の常連校になっている指導者もいます。
(TV特集で、箕面自由学園のゴールデンベアーズも紹介されていましたね。)
ネットで検索すれば、練習方法はいくらでも知ることができます。
だから、本気で取り組めば子供の成長と同時に、野球のこともよく知ることができて、絆も深まるはず。
本記事では
- はじめにやるべき投球フォームの作り方
- 自宅で上達する。ピッチャーの練習方法
- 誰でも見抜ける投球フォームの注意すべきポイント
上記の3つを解説します。
僕のプロフィールを簡単に書きますね。
4歳から野球をはじめる
大淀ボーイズに所属(2018年全国優勝の名門ボーイズ)
金光大阪高校卒業
独立リーグ 1年所属
3番ピッチャー、ショートで出場
投手ではMAX143kmを計測
その後
野球教室歴 4年
指導生徒数300人超え
少年野球コーチ3年 継続中
と、野球歴30年と経験は長く、全ポジションをしてきたのでそれなりに信頼できるものだと思います。
はじめにやるべき投球フォームの作り方
はじめて投げ方を教える時が、1番大変ですよね。
でも、1ヶ月もたてば子供はかなり投げられるようになっています。
この指導方法は野球をはじめたばかりの選手には最適な方法です。
投球の動作は
- 振りかぶる
- 足を上げる
- ステップする
- 腕を振る
- フィニッシュ
大きく分けると5つのパートがあります。
僕が一番大切にしていることはフィニッシュです。
綺麗なフィニッシュのフォームは、バランス良く投げられます。
なぜなら、正しい動作をしなければバランス保てないからです。
そこで今回は、フィニッシュから投球フォームを作る方法を解説していきますね。
投球フォームで確認するポイントは
- フィニッシュ
- ステップ
- 足を上げる
ここでは上記の3つを解説します。
フィニッシュ
すべて右投げで解説しますね。
フィニッシュが最も大切な理由は、投球動作はすべてフィニッシュにつながるからです。
つまり
いいフィニッシュはいい投げ方につながる
悪いフィニッシュは悪い投げ方につながる
ということです。
フィニッシュの正しい形は
投げ切った後に
左足1本でバランス良く立つ
全力で投げてみたら左側に倒れてしまったり、右足を地面についてしまいます。
とはいえ、試合では片足立つシーンはほとんどないので、フォーム作りのためだと思って取り組んでください。
ステップ
少年野球の選手が最もつまづく過程が、ステップです。
ステップがむずかしい理由は、ボールを投げる直前の動作だからです。
ピッチャーはスピードのあるボールを投げたいものです。
「速い球が投げたい。」
「打たれたくない。」
「球の速さで認められたい。」
と、スピードにこだわってしまい勝ちに…
そこで下記のような動作が生まれてしまいます
- 体が開いてしまう
- アウトステップしてしまう
- 手投げになってしまう
というものです。
具体的なステップの練習方法は
- 地面にT字の線を引く
- 右足の土踏まずを線の中心にセットする
- 右足から直角に伸びた線に左足をセットする
- 左足→右足→【左足】の順で体重移動する
- 【左足】の時に投げる
- フィニッシュを決める
※最初は腕を振らず体の動きを覚えることがオススメ
注意点は
軸足から投げたい方向に真っ直ぐステップしていること
腕を振るギリギリまで胸の向きが3塁方向であること
体重を右足から左足にしっかりと移動させる
この3つを気をつけると効果が高まります。
足を上げる
次に足の上げ方を紹介します。
「足は高く上げた方がいいですか?低い方がいいですか?」と質問を受けます。
結論から言うと、低すぎるのはいいとは思いません。
足が低すぎると、フォームにリズムが生まれずに急いで投げるフォームになりがちだかがです。
足を上げる動作で意識することは
リズムとバランスです。
投球動作のリズムが作りやすく、片足でバランス良く立てることが両立することがポイントです。
もうひとつ大切なポイントがあります。
足を下げる動作です。
「どのように足を踏み出せばいいか?」
上記の方が悩みが多いはず。
だから、【足の下ろしかた】についても解説しますね。
足の下ろしかた
はじめにステップした状態を作ってください。
- 右足→左足→【右足】の順で体重移動する
- 【右足】の時に左足を上げる
- 投球動作の左足を上げた状態をつくる
この動作をすると
左足を地面に擦りながら自分の体の前まで戻す
体の前に左足がきたら足を上げる
という動作になったと思います。
これが足を下ろす動作の基本です。
ステップする時の注意点は
ステップする時にお尻を先行させて着地する
※左足を少し遅らせるのがポイント
足の下ろしかたいろんな型がありますが、はじめに覚えるものはシンプルな動きを覚えていきましょう。
キャッチボールをするとき
投げ方が良くなるオススメのキャッチボール3選!自然と身につく基礎動作
を一緒に読むと効果的です。
自宅で上達する。ピッチャーの練習方法
少年野球のピッチャーの上達方法は投げ込みだけではありません。
野球を上達するには、体の姿勢が大切。
自宅でできるトレーニングは次の通り
- スクワット
- 反復横跳び
- チューブトレーニング
この3つオススメです。(どこの家庭でもやりやすいものを厳選)
スクワット
野球の姿勢の基本です。
例えば
- ゴロの捕球体勢
- バッティング
- ピッチング
- リード姿勢
スクワットの姿勢を覚えることで、すべてのプレーが大幅に上達します。
また、下半身の強化になるのでオススメですよ。
目安回数
1日30回程度
反復横跳び
野球の動作は、動から動が大半です。
スクワットの姿勢を動きの中でキープするには反復横跳びがオススメです。
姿勢を意識することが重要ですが
子供はあきやすいので、タイムを測るなど工夫をするといいですね。
遊びながらできる反復横跳び
- タイムトライアルをする
- 高さ制限をする(真ん中でくくるだけでもOK)
- 左右の切り返しでボールをキャッチ(トスしてあげる)
こんな感じで楽しくできる方が前向きに取り組んでくれますよ。
チューブトレーニング
全身運動をすることが目的です。
重いものを動かしたり、綱引きをすると自然と体全身を使います。
投球フォームに負荷をかけることで、大きな筋肉を使う動作を覚えます。
だからかためのチューブがオススメです。
やわらかいチューブでは腕だけで引っ張れてしまうからです。
チューブを体で引っ張り、腕にその力を伝えることが身につくので、やるだけでも速いボールが投げられるようになりますよ。
誰でも見抜ける投球フォームの注意すべきポイント3つ
正しい投球フォームを身につける理由は、速いボールが投げれたり、コントロールが良くなることだけではありません。
それが、ケガをしないことです。
ピッチャーによくあるケガは
- ひじが痛くなる
- 肩が痛くなる
- 腰が痛くなる
この3つがトップ3でしょう。
その原因は、投げすぎによるものが多いのですが、投げ方の改善で防ぐこともできます。
そこで、誰でも見抜ける投球フォームの注意すべきポイント3つを紹介します。
- 体が開いている
- ひじの位置が低い
- 背中をそりすぎている
この3つをどのように見るかを解説します。
体が開いている
体の開きは、ひじの位置が低くなったり押し出し投げの原因となります。
見てほしいポイントは
左足をステップした瞬間の胸の向き
正:3塁方向に向いていること
誤:キャチャーに向いている
※速いボールを投げようとすると、早く体が開きやすいので注意
ひじの位置が低い
ひじの位置が低いと良く言われますが、どう低いのか分かりらないことがあります。
ひじが低くなる原因は
- 体が開いて腕が間に合わない
- 正しいトップの位置が分からない
上記の2つが考えられます。
ひじの位置が低いと
変なサイドスローになったり、押し出し投げになってしまいケガにもつながります。
見てほしいポイントは
トップのときのひじの高さ
正:右肩よりひじが少し高いor肩とひじが同じ高さ
誤:右肩よりひじが低い
※ステップした時の胸の向きと、ひじの高さを同時に確認する
背中をそりすぎている
背中をそると背筋を使うので、スピードが上がる選手もいます。
しかし、すごく腰に負担がかかり、大きなケガにつながるかもしれません。
見てほしいポイントは
左足を上げたときorステップするとき
正:背中が真っ直ぐor少し「くの字」
誤:背中が後ろにそっている(傾いている)
※壁を使ってステップの練習をすると修正できる
あまり野球のことがわからない保護者からすると、子供との練習は敷居が高いと感じるかもしれません。
しかし、子供となんとなく練習をして「だんだん野球がわかってきて、子供と一緒に成長することが楽しい」という保護者が多いです。
できるときにでも、トライしてみてください。
他にも
【投球指導編】少年野球教え方のコツ3選!
投げ方が良くなるオススメのキャッチボール3選!自然と身につく基礎動作
も参考にしてもらえると嬉しいです。
それではまた。