こんにちは、とっしーです。
この記事は、少年野球を楽しく学ばせたい人向け
「少年野球の選手を上達させたいけど、上達のツボが分からない…」
「上達のツボを見つけたら、どうしたらいいの?」
「野球の指導経験がなくても大丈夫かな?」
という疑問を解決します。
少年野球を指導していると、指導者主体で選手が野球をやらされていると感じてしまうことがあります。
人にやらされる練習ではなく、自分が求めて練習するといいのに…。
と、声を漏らす指導者も多いですよね。
そこで、本記事では
- 選手伸びるタイミングはココ!上達のツボを教えます
- 最も上達に必要なのは【できる】と本気で思い込むこと
- 経験がなくても大丈夫な理由
上記の内容を解説します。
記事の信頼性
コーチングを通し、心理学を学んできました。
コーチング関連の書籍は30冊以上を購読
前会社の社内コンテストにコーチとして参加
史上初の3連覇を達成
人材育成セミナー開催 4回
野球教室歴 4年
指導生徒数300人超え
少年野球コーチ3年
と、現役でコーチをしています。
これまで300人を超える選手を育成した、実経験をもとに解説します。
選手伸びるタイミングはココ!上達のツボを教えます
選手が最も上達に必要なのは【できる】と本気で思うことです。
人の脳は【できる】と認識すると、高確率で達成が可能になります。一方で、【できない】と認識してしまうと、心と体にブレーキをかけることになり達成できないことが多いです。
マーフィーの法則といって
失敗する可能性を自分が見出したとき必ず失敗する。というもの。
つまり、【失敗する】と思ってしまうと、無意識に脳が失敗するための材料を探し、実行してしまう状態になってしまうと言うことです。
逆に、【できる】と認識すれば、達成するための要因を見つけることができるとも言えます。
選手が大きく成長するタイミングは、「できる&できた」が同時に感じることができた瞬間です。
少年野球の選手が「できる&できた」を感じられるタイミングをランキングでまとめました。
5位:レギュラーで試合に出場した
試合に出られるようになると、これまでの練習の成果を存分に発揮することができます。
すると選手は
- 試合で活躍したい
- もっと試合に出たい
- 褒められたい
と、野球で認められたいという感情が高まります。
こうした感情を持ったときには、
家族や指導者から
「次も頑張れ!期待してるよ」
と、声をかけてあげましょう。
人は期待されると、その期待に応えようとするからです。
これをピグマリオン効果と言います。
4位:試合でヒットを打った
試合でヒットを打てたら、嬉しいものです。
実は、小学生の選手は
- ヒットが打てて嬉しい
- 周囲の人から褒められるかな?
- もっと認められたい
といった感情を持っています。
伸びる瞬間はココです。
しっかりと褒めてあげることで
「次も頑張ろう」という気持ちで頑張ってくれます。
それだけではなく、
努力をして結果がでることで自己肯定感も高まります。
大きく成長する瞬間なので見逃しは厳禁ですよ。
3位:遠投の距離が伸びた
遠投は自分で成長が感じられます。
選手は自身で成長を感じたとき、「上手くなっている」と自分で自己肯定感を高めることができます。
そこで、指導者がやるべきことは
【成長を感じる環境を与えること】
つまり、遠投を取り入れることです。
注意点は
- 高いボールを投げるな
- ワンバウンドで投げろ
上記を強制することは厳禁です。
遠くにボールを投げること
を選手に楽しませてあげましょう。
※メニューの中で、ワンバウンドや低い送球を取り入れるようにしましょう。
2位:過去1番遠くに打てた
バッティングで遠くに飛ばす練習をすることで、選手の打撃センスが磨かれます。
選手自身も
- 遠くに打てると気持ちいい
- もっと飛ばせるようになりたい
- 前より飛ぶようになったな。上手くなっていて嬉しい
と、自分の成長を見て、やる気が上がります。
しかし、野球経験者のコーチは
- ゴロを打て
- 上から叩け
- 転がせば相手がミスをする
とアドバイスします。
そんなバッティングをしていては、プロ野球選手にはなれません。
チームプレーを学ぶことも大切ですが、強制するものではありません。
個人能力を向上させてから、チームプレーを学ばせても遅くはないですよね。
選手が、自分で成長を感じる機会を奪わないためにも、指導者は常に選手の将来を考えて導きましょう。
もちろん、「ナイスバッティング」と褒めてあげましょう。
1位:試合でホームランを打った
選手が喜ぶ瞬間は、ホームランを打ったときが1番多いです。
- 結論、ホームランが打てるようになる指導ができれば、
選手は「また、ホームランを打った感覚を味わいたい」
と思い、自分から頑張るようになります。
ホームランを打った選手には、ベンチに全力で迎えてあげましょう。
もちろん、家でもいっぱい褒めてあげてください。
子供が大きく成長する瞬間は、
自主的に取り組み始めたとき
です。
特に子供は、褒められて1番嬉しかったことは
一生忘れることはありません。
褒められて嬉しかったから、その道のプロを目指すようになった。という話はよくあることです。
だから、選手が伸びるタイミングと上達のツボはいっぱい褒めることなのです。
嬉しいと感じるポイントは人それぞれです。
だからこそ、多方面から成功を共に喜ぶ環境つくりが大切です。
経験がなくても大丈夫な理由
子供の野球を上達させるには、野球の経験は必要ありません。
「名選手、名監督にあらず」
という有名な言葉がありますが、まさにその通りだと言えるでしょう。
野球未経験でも強いチームを作ることができるし、個人技を育てることができます。
なぜなら、
「野球経験者は理想が高く、褒める指導者が少ない」からです。
だから、野球未経験者の強みは「些細な成功でも褒めてあげられること」なんです。
褒められた選手は
- 褒められることが嬉しい
- まだまだ自分は上手くなれる
- 次も成功できるように頑張ろう
と、前向きな気持ちになることができ、新たなステージに上がれます。
野球に経験がないからこそ、選手が褒められる嬉しさに気づける環境を提供することができます。
「できて当たりまえ」
の先入観がない人ほど、選手の成長に欠かせない存在なのです。
このブログでは
少年野球の選手目線でいい指導者の特徴とは
いい指導者になる方法や、褒め方叱り方についても紹介しています。
ご覧ください。
それではまた。