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【打撃指導編】少年野球教え方のコツ3選!

(2022年4月11日更新)

こんにちは。とっしーです。

僕は少年野球の指導者として活動しています。

この記事は
少年野球の指導方法を知りたい人に向けて書いています。

「バッティングを教えたいけど、何が正解かわからない。」
「野球未経験だけど、子供を見てあげたい。」
「効果的な教え方、練習方法を知りたい。」

上記の悩みを解決します。

僕の野球の経歴は

小学生時代
4歳から野球はじめる
4年生の試合に1年生キャッチャーを務める
6年生では4番キャッチャー・ピッチャー

中学時代
全国制覇経験のあるボーイズリーグに所属
主に1番・3番サード・ピッチャーでチームを引っ張る

高校時代
大阪府大会ベスト4 2回
ベスト8、ベスト16を経験
1年生秋からレギュラー獲得
1番セカンド・ショートで出場

独立リーグ 1年所属

主に3番ピッチャー、ショートで出場
投手ではマックス143kmを計測

と、野球経験は長く、全ポジションを経験してきたのでそれなりに信頼できるものだと思います。

本記事では

  • 少年野球の教え方のコツ3選
  • 打撃を教える時の注意点
  • 褒めるポイントを紹介
  • と、親御さんによく質問されるポイント3つを解説します。

    少年野球の教え方のコツ3選!打撃指導編


    打撃の指導方法には、いろいろな理論が増えて一体どれを実践すれば良いのかわかりづらくなってきています。
    特に、野球未経験のお父さんやお母さんにとっては、正解がわからないことが歯痒いですよね。

    そんな悩みを解決できる、少し違った視点で教え方をご紹介します。

    全力スイング

    スイングを教えるとき、どうしてもフォームや振り方目が行きます。
    たしかに、バットの振り方は大切です。
    しかし、最も大切なことは

    全力でバットスイングすること

    その理由は

  • 体の使い方を覚える
  • スイングスピードを上げる
  • この2つを解説します。

    体の使い方を覚える

    子供には持って生まれたバランスがあります。全力でスイングすることで自分の体の使い方を感覚的に理解することができます。

    「持って生まれた体のバランスって何?それが違うと振り方が変わるの?」と疑問に思いますよね。

    人には動きやすい体の使い方があり、人によって違うということ。

    勉強でいう、理系と文系の差みたいなものです。

    体ではつま先重心タイプ、かかと重心タイプと分かれます。

    だから、無理に型を押し付けるより、自分の体の使い方を感覚的に理解したほうが子供にとっていいわけです。

    ガムシャラに振ることには、しっかりとした意味があるので練習に取り入れましょう。

    スイングスピードを上げる

    バッティングで大切な要素No.1といえるスイングスピード。
    勘ちがいする人も多いのですが

    振り方<スイングスピード

    は、絶対です。

    その理由は、どれだけ良いフォームで振ってもスイングが遅いと打球も遅い。つまりヒットになりません。

    スイングスピードを優先して練習しましょう。
    そのうえで、フォームを修正することがおすすめです。

    「フォームを作ってからではダメなんですか?」と良く質問されますが、僕は全力スイングを推奨します。

    なぜなら、フォームを気にして振ることで体全身でスイングすることが困難になるからです。窮屈な型の中で全力と、ガムシャラな全力であれば後者の方が得るものが大きいです。

    イメージとしては、強い力をどんどん集約していく。
    その方が、強くコンパクトなスイングを得ることができます。

    遠くに飛ばす

    よく、ホームランを狙うとバッティングフォームが崩れる、大振りになる。と言われます。

    子供の頃は気にせず飛ばす練習をしましょう。
    その理由は下記のとおり

  • 成長が目に見える
  • もっと飛ばそうと意欲的になれる
  • 上記2つを使って解説します。脳科学的理由もあるので注目してくださいね。

    成長が目に見える

    打撃練習で成果を目で見て確認できるのは、「飛距離」です。特に子供にとってはこれほどわかりやすい指標はありません。

    ゴロやライナーを打つ練習をして、子供の目で「打球が速くなった」ということが感じられるでしょうか?

    おそらく無理だと思います。

    でも、「やったー、前より飛ぶようになった!」というのは目に見えてわかるものです。

    「成長が目に見えることで、どんな効果が得られるの?」

    良い質問ですね。実は脳科学的に解説しますね。

    「前より飛ばせることができた。自分は成長している
    」と自己肯定感をもつことができます。

    人の脳は【できる】と認識することで、行動や結果に影響を与えます。
    だから、成長が目に見える環境の方が【できる】を積み重ね、自信を持つことができるようになります。

    もっと飛ばそうと意欲的になれる

    成果がでると、「もっと飛ばせるようになろう!」と意欲的になることができます。

    努力をすることは大変だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

    なぜなら

    「大好きな野球をやっているから」
    「野球で成果がでると嬉しいから」
    「友達やコーチから褒められる」

    こうしたイベントがあることで
    「よし、もっと褒めてもらえるように頑張ろう」
    と思うことができるからです。

    野球が心から楽しいと感じれば、練習すら練習だと思わないくらい楽しいものなのです。

    上から振るな!


    上から降ってはいけない理由をお伝えします。
    その理由は

  • 体が開く
  • 飛ばない
  • この2つを解説します。

    体が開く

    結論からいうと、子供は筋力が足りないので体が開く癖がつきます。

    そうなると、プルヒッターになる。ファールを打つことが増える。この癖がつくとなかなか治りません。

    だから

  • 少しだけ下から振る
  • 肩から肩を意識して振る
  • をおすすめします。

    なぜなら、上から振ると体が開くというのもあるのですが、ヘッドが早く返ってしまう。というデメリットがあります。

    まずは、ボールの軌道とバットの軌道を合わせるように振りましょう。

    そうすると、手を出すことを我慢できる(手を後ろに残せる)効果が得られ体の開きを抑えることができます。

    「なぜ体が開くとダメなんですか?」

    それは、2つの要素があります。

    変化球に対応できなくなる

    胸が前を向くと体が開いている状態です。そうなるとバットも前に出てきている状態なので、遅いボールに対応できなくなります。

    簡潔にいうと、タイミングをずらされると待てずに降ってしまうということ。

    目と打つポイントが遠くなる

    ボールが顔の横を通過するのと、正面にボールがくるのとではどっちが見やすいですか?

    正面と答える人が多いはず。

    打つポイントは、体の前。すなわち体がボールの方向を向いていなければなりません。

    しかし、体が開き先に正面を向いてしまうと、顔の横でボールを見ることになってしまいます。

    つまり、目とボールの距離が遠くなるので、しっかりとバットにあてることが難しくなるということ。

    イチロー選手も「胸を前に向けたら負け」と発言している通り、開かない打ち方を身につけよう。

    飛ばない

    上から打つと飛びません。
    プロ野球選手の連続写真を見ると、振る直前はグリップは肩より下にあることが多い。つまり上から叩く意識はあっても、実際には上から叩いていないのです。

    打ってみるとわかるのですが、遠くへ飛ぶ確率が高いのは少し下からスイングした方が、角度がつきやすく確率が高いです。

    打撃を教える時の注意点


    少年野球を教える時に注意してほしいことは1つだけ。

    子供の未来のために野球の指導をする

    この1点につきます。

    指導をしていると、強いチームを作ろうと熱が入ることもあるかと思います。

    そのせいで、つい選手を型にはめてしまうこともあるのではないでしょうか?

    「ゴロを打てばミスがある。ゴロを打つ練習をしろ」
    「体が小さいからバントを練習しろ」
    「速い球なんて投げなくて良い」

    試合に勝つにはどれも大切です。

    しかし、野球を頑張っている子供の大半が

    「将来、プロ野球選手になりたい」

    と夢をもっています。

    その指導方法で、子供たちはプロ野球選手になれるのでしょうか?

    いつも悩まされます。

    試合に勝つことも自信につながる。でも、子供の将来を考えるともっと大きく育てるべきなのでは?

    と疑問を持つことでしょう。

    だからこそ、子供たちがどんな選手になりたいのかを、指導者は把握していく必要がある。

    少年野球を教える人のテーマですね。

    自己肯定感を高めるには第三者から認められることが大切。褒めるポイントは下記の記事とあわせて読むと参考になります。
    褒めるコツは褒めないこと

    それではまた。

    • この記事を書いた人

    tossy

    はじめまして、木村俊之と申します。 フリーランスのWebライターです。 簡単な自己紹介は下記のとおり。 元高校野球選手→独立リーグ選手 国産ディーラー営業3年  交通管理隊8年 現在、Webライター 営業時代は、下記の実績があります。 ・ネット新車販売 成約率68%  国産ディーラー歴代1位を獲得 ・ネット新車販売 販売台数  系列ディーラー 1位を獲得 また、Webライターとしては、下記の実績があります。 自動車雑紙ベストカー ・本誌での執筆 ・WEB記事を執筆 このブログは、 少年野球指導ノウハウ 人材育成ノウハウ マーケティングノウハウ などの情報を掲載しています。 少しでもあなたのお役立ち情報になれば幸いです。

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